皆さん、こんにちは。
ボストンと言っても良し、ウェリントンと言っても良しのボスリントン。
…考察リターンズその3では『ボストンとラウンド』、『サーモントとブロー』の違いについて玉型ウンチク後編としてお届けいたします。
『ボストンとラウンド』
・ボストン→逆三角形の丸型
右上から時計回りすべてOLIVER PEOPLES
Marett,OP-47T,1955,Gregory Peck-J
因みにボストンの呼称は日本特有のメガネ文化のようで欧米ではパントと言います。
・ラウンド→ボストン、オーバル(横長の丸型)、まん丸を含めた総称
上から999,9 NP-07,Zparts Z-91
OLIVER PEOPLES Baen
ラウンドは最近、ボストン以外の円みの強い丸メガネを指す傾向もあります。
右がボストン(1955)左がラウンド(Baen)ですが…
一見よく似ていますが、掛けた時の雰囲気は違ってきます。
1955をラウンドと言っても良しですが、よーく見ると微かに逆三角形の丸型ですね。
『サーモントとブロー』
・サーモント→40s~50sに誕生したプラスチックブローをメタルブリッジで分断したもの
右のフォーナインズ2型のように現代風に再解釈したモデルも人気です。
右上から時計回り999,9 M-802,M-25
OLIVER PEOPLES Diandra,Beekman
昔の米軍のボス、モント将校モデルのため
Sir モントで…、サーモントが由来です。
・ブロー→サーモントを含む、ブロー(縁の上部)を強調したデザインのフレーム全般
右上から時計回り
999,9 S-341-T,JAPONISM JN-579
FACTORY900 FA-098,999,9 NPN-921
クラシックな雰囲気を「ほぼ感じさせない」ブローを
素材と組み合わせてプラスチックブローやメタルブローと表現することが多いです。
JAPONISM JN-553
このモデルはプラスチックブローをメタルブリッジで分断していますが、
サーモントとは言わず、プラスチックブローと言った方が適切かも知れません。
大は小を兼ねるように、ラウンドはボストンを兼ねブローはサーモントを兼ねます。
ウェリントン(スクエア)に比べ、ボストン(ラウンド)やサーモント(ブロー)は共にアクが強く、掛けると顔の雰囲気がガラッと変わります。
予め、それを理解(イメージ)した上でメガネ選びをしていただくと、良いお買い物ができるように思います。
鴨居店 ららぽーと横浜店 池内