セルフレーム磨き ~白くなったセルフレームも、磨くとこうなる~

こんにちは、加工担当のヒキンです。
今回はセルフレームの磨き依頼を受けたので、磨きの工程を紹介してみます。
基本的に磨きのみは受け付けていませんが、持参フレームを生かしてレンズを換えたり、
メガネを一式購入して頂いた方へのサービスで行うことが多いです。

——- H280504 追記 ——————————————————

個人で磨く方法を新たに書いたので、よければ参考にどうぞ。

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セルフレーム磨き 其の弐 ~家でも出来る!セル磨きの道具と手順、その方法~ 以前に書いたセル磨きの記事に、結構アクセスがあるようなので違うアプローチで続きを書いてみます。 以前の記事 ↓ http://www.nakamuramegane.co.jp/?p=7595 今回は、...

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今回持ち込まれたのは当店で販売した、谷口眼鏡さんのターニング。
7年くらい使い込んだとのことで、全体が真っ白&整髪剤などで生地が一部変質してしまっていました。

かなり傷んでいます
真っ白
肌が直接触れる内側は変質しています。
耳が掛かる所は細かいヒビがあるので、伸ばしたり出来無そうです。

では分解して、個別に手入れを始めます。

まずは傷みが少ないフロントから仕上げます。
フロントは鼻周り以外はそんなに傷みがなさそうなので、鼻周りを重点的に弄ります。
ここも肌に触れる部分の為、変質してしまっているので表面を削り落としておきます。

ヤスリかける前に、表面を削って下準備

次はテンプル側に移って、同様の処理をしていきます。
テンプル側はかなり傷みが激しいので、念入りに下準備をします。

直接肌が触れてない外側は比較的簡単に削れます
裏面は厚めに削らないと、変質した生地が取れないので結構ガリガリ削ります
下準備が終わった段階はこんな感じ

ここからは紙ヤスリで仕上げていきます。
今回は生地の傷みが大きい為、普段あまり使わない400番を入れた3種類のヤスリを使います。
目が粗い400番 → 800番 → 1500番 の順に表面を磨いてならしていきます。

基本は水研ぎなので、霧吹きとヤスリ各種を用意します。
通常は800番からスタートですが、キズは深いので濡らした400番で荒刷り
ヤスリ掛けが終わった所 この状態だとつや消しマット状態
一番傷んでいた裏側も綺麗になりました
1500番までヤスリをかけて、表面処理を終わらせた後は、
細かいキズ取りや光沢出しの為にバフ掛けをしていきます。

メタルって書いてあるのは気にしないで下さい(笑)

念入りに磨いて上げると、こうなります。

光沢が出てツルツルです
変質していた鼻周りもキレイになりました
組み上げた所
裏側
ビフォーアフターの見比べ
新品にはなりませんが、7割戻った感じです。
耳が掛かる部分は細かいヒビがあるので、そこだけ注意が必要です。

作業は大体15~45分くらいで全てが終わります。

今回はかなり傷んでいたので45分ほどかかりましたが、かなり綺麗に仕上がりました。
生地を削る為、何度も磨くことは無理ですが、1~2回は磨いでも問題なく使用できます。
ここまで傷んでいるとリカバーは大変ですが、2~3年程度ならちょこっと磨くだけでピカピカに出来ます。
古く使い込まれたセルフレームは芯まで枯れている場合が多く、
曲げる際に折れたり裂けたりすることが多々あります。
傷つく、割れる、折れるなどのリスクはありますが、そこをご了承頂ければ
持ち込み枠でレンズ交換を考えている方も一度ご相談下さい。
磨けるフレームであれば、出来る限りのことは致します。
鴨居店 ヒキン
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