❄八甲田山の陰謀論とペール缶について☃

こんにちは❄

歴史好きを公言している私ですが、先日もたくさんの歴史小説を頂きました。ありがとうございます。

さてさて、話は変わりますが八甲田山という映画をご存知でしょうか?これは実際の歴史上起こった雪山遭難事故で1902年(明治35年)199名の命が奪われた世界最大の遭難事故を描いた映画です。あらすじを言いますと、日露戦争避けられず、雪中行軍となった場合の装備や輸送などの研究が目的で八甲田山を北と南から踏破するということになる・・・という物語。

 

北の青森市からは青森5聯隊を中心とする神田大尉(映画では北大路欣也)指揮する大隊210名、南からは弘前31聯隊の徳島大尉(高倉健)指揮する小隊38名が挑むことになった。青森5聯隊は悪天候による視界の悪さ、気温の低さ(‐50度近く)、指揮系統の混乱により遭難。有名な『天は我を見放した』はこの時の神田大尉が言ったとされています。そして210名中199名が帰らぬ人となりました。残った11名も過度の凍傷で四肢をなくしたり、二年後の日露戦争で戦死しています。詳しくしりたい方は新田次郎著八甲田山の彷徨を熟読することをおすすめ致します。

 

この出来事は命令系統の大切さ、組織論、リーダーシップとはなんぞや、など話のネタに事欠きません。そういった話題で取り上げられる話題、出来事だということです。しかし、これだけでなく実は壮大な陰謀があったとして語られていたことは最近まで知りませんでした。目から鱗というか、そう考えたらそうも考えられるかという話なのです。

 

青森5聯隊の神田大尉(事実上は神成大尉)が急造の隊長だったということです(元の総隊長は奥さんが出産の為休暇届を出している)雪山の知識に乏しく、しかも青森5聯隊の出身は岩手や宮城など雪の山岳行軍に詳しくない兵卒ばかり、ちなみに弘前31聯隊は徳島大尉(福島大尉)を中心として元々雪中行軍の研究部隊だったことがわかっています。そんな素人を小隊でもなく大隊を組んで雪中行軍するという無茶な作戦を立てる本部。そして映画【八甲田山】の中でも頻繁に出てくる田代温泉にたどり着ければ酒が三升は飲める!と遭難した兵士たちが桃源郷のように思う田代温泉はたどり着けばお花畑が広がってきれいな花が咲いているぞ!と息巻くように吠えていた田代温泉は実は小さい温泉宿に過ぎずこの季節に来る者もいないため、たどり着いたところですべての兵が休めるすべもなくそこで凍死するか遭難するしか仕方ありませんでした。

 

素人の集団、命令系統の混線、天候不順、行っても地獄戻っても地獄、これでは軍部が全滅せよと言っているのも同じようなものです。遭難事故から生還した山田少佐(山口少佐)は責任を取るため銃自殺をしたとされていますが、凍傷で指がない状態でどのように銃自殺をしたのでしょうか。また山口少佐が自殺をする前にわざわざ山形から医師を派遣したとありますが。この医師も三日後に死体で発見されています。特には一月末から二月という厳寒の時期の八甲田を選んだということ。そして史上最多となる雪山遭難事故で199名もの命が奪われたこと。生還した者全てが日露戦争奉天会戦によって戦死していること。凍傷の興津大尉を部下が最後まで擁き護っていた写真を見た明治天皇が山縣有朋を激しく叱責したこと、そして陸軍トップ山縣有朋は面目を失い事実上失脚をしました。ここででてくるのがあの薩摩閥の大山巌なのである。少し歴史をかじった人なら聞いた名であり大政奉還に至る薩摩長州のゴタゴタは有名だろう。そうここに長州閥と薩摩閥のドロドロとした人間関係が裏で蠢いていたとしたらどうだろう。事実これで陸軍トップは長州閥から薩摩閥へ変わった。しなくてよい雪中行軍をやり、死んだ兵卒は元幕府官軍なのでどうってことない。変節自在の薩摩閥やはり薩摩の右に出る者はいない!・・・・・・のか?信じるか信じないかはあなた次第です!!

山岳といえば新田次郎

ということで、どうペール缶とつなげようかとつなげようかと悩んだ挙句。実際つなげられませんでした。

当店でのペール缶はレンズ加工するうえで非常に重要でなくてはならない物の一つです。そのペール缶も遂に買い替えの時が訪れました。それが下の写真です。

ついに生涯を全うした中山店の生き字引のペール缶写真↙

すでにごみと化してビニールに入れられ縛られておりました。

颯爽と現れた二代目ペール缶【アストロ】写真↙

これからは【アストロ】が中山店を見守ってくれることでしょう。今も馬立場から八甲田山を見守ってくれている後藤房之介伍長の銅像のように・・・・・・。

世代交代哀れな末路

nakayama MIZA

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この記事を書いた人

肩こりや頭痛の原因が眼鏡であることもしばしば。検眼無料ですので近所の方はちょっとでも目のことで気になることがあればご来店ください。お待ちしております。

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