第八話『羽のように軽ろやかに、蝶のように鮮やかに』コンセプトY編

 

ぽかぽか陽気に空を見上げていると道路にある側道の溝に足を滑らせてメガネを飛ばしてしまいました。

奇跡的にレンズに傷がついていなかったのでホッと胸をなでおろしていましたが、気が緩んでいたところに前方不注意の男の子が思いきりぶつかってきてメガネがコンクリートを叩き、止りました。すみませんと謝る母親に大丈夫ですよ・・・・・・と挨拶もそこそこにメガネメガネと拾い上げました。なんとか掛けられるものの、このメガネで店に出るのはまずいだろうと思ったので、このメガネは直してもらってから使うとして(使うんかい！とツッコミをいれておく)スペアは早急に作らねばなるまいと決めました。せっかく作るならレンズを薄くしたいと考えていたので、コンセプトYで作ることに決めました。

なぜ、コンセプトYにしたのかというと、まずレンズの形は基本の5系統からの派生で好きな形にできるので男女選ばないフレームですし、

針金のように細いフレームで作られていてネジも使っていないのでこれ以上軽いフレームはないと思いますし、何より元シャルマンの技術者兵井さんによる職人技でサバエの顔に合わせて作ってくれる手作りなのでレンズの薄さが違います。そして、カラーリングなんですが、

このように数種類のカラー見本の中から選んで作成することが出来るのです。しかも、フロント部分のカラーとテンプルのカラーを別色で選ぶことも出来ます。なので先日もトリコロールカラー(緑・白・赤のイタリア国旗)にカラーリングされたお客様もいました。

すごく似合っていて、「個性的だけど自然」だと友達から絶賛されたと話をしていただきました。先日お立ち寄りいただいたときに周りの評判もいいと笑顔でお話されてサバエもすごくうれしい気持ちになりました。なのでサバエもトリコロールカラーで・・・・・・考えましょうかねぇ・・・・・・うーん。オランダ・フランス・ベルギーとかもありますよね。でもメキシコカラーにしようかなぁ・・・・・・メキシコといえばグアナファトかなぁ。ちょっとコロニアルな感じですよね。トルティーーーヤもメキシコですよね。

でもそういえば・・・・・・このフレーム、製作日数が一ヶ月程度かかるの忘れてました。それにメガネ使いの荒いサバエにはちょっと心配です。勝手にメキシコで盛り上がっていましたがちょっと考え直すことにしまーす。イタリアとメキシコ配色同じですしね。

oatogayoroshiiyoude……

sabae

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