1937年の誕生以来変わることのない信念はただひとつ、優れたサングラスであること
サングラスの原点と言うべき機能そのものに由来するRay-Ban (レイバン)の名は、その信念が永遠であることを意味します。光学技術に裏づけされたクオリティは、パイロットをはじめとする多くのプロフェッショナル達に支持され、また卓越したデザインは、世界の名優たちの表情を演出するギアとして愛され、幾たびもスクリーンに登場します。21世紀には、格段の広がりと深みを醸すクリエイティブなデザインを送り出しています。
君はRAYBANというブランドを知っているかね
アメリカトップクラスの光学メーカーボシュロム社がアメリカ空軍の為に開発したパイロット専用サングラスの事。レイバンの代表モデルであるアビエイターが1929年アメリカ軍の正式採用となった。
『RAY』=『光』
『BAN』=『消す』
光を遮断する意味でレイバンというブランド名になる。
パイロットを悩ませていたのは太陽の光だったわけ。強烈な太陽光線は眼がくらむどころじゃなくて焼けるくらいのすごいストレスにさらされていたわけ。それをなんとかできないかって。お願い―って、開発されたのがアビエイターという超おなじみのサングラス。茄子型と言われる目の下まで回り込むように作られたこのデザインだったわけですよ。ダグラス・マッカーサーが掛けているメガネと言った方がピンとくる方は多いかしらね。
そこから発生したレイバンブランドの人気はとどまることを知らず数多くの特徴的なアイコンを生み出しましたよねぇ・・・さぁきみはレイバンというブランドうぉ知っているかね
RAYBANのアイコン年表
1・1937年 AVIATOR(アビエイター) メタルの茄子型
2・1938年 SHOOTER(シューター) 汗止めとブリッジリング付
3・1938年 OUTDOORSMAN(アウトドアーズマン) 繩手
4・1952年 WAYFARER(ウェイファーラー) セルフレーム
5・1957年 CARAVAN(キャラバン) スクエアのダブルブリッジ
6・1965年 OLYMPIAN(オリンピアン) 8カーブ
7・1967年 BALORAMA(バロラマ)
8・1984年 CATS(キャッツ)
9・1986年 CLUBMASTER(クラブマスター) サーモント
10・1989年 SIGNET(シグネット)
11・1997年 PREDATOR(プレデター2)
販売時期に多少のずれはあるかもですが、年代が分かったモデルとその特徴を書いてみました。これだけでもわかる人にはサングラスのシェイプが視えるよね。ロマンティックが止まらないよねぇ。この曲がリリースされた翌年にクラブマスターがリリースされるんですよねぇ。バブル期は1986年末からなんですよねぇ。
12・2016年 ROUNDMASTER(ラウンドマスター)
ここ最近発売されたアイコンです。
と、商品名を聞いて形が思い出せましたか(;’∀’)。年代の方は名前だけでも聞いたことがあったのではないでしょうか。こんなにレイバンが有名になったのも数多くの有名人がこぞってかけてきたことも大きい要因なのです。が、レイバンにも黒歴史があります(ΦωΦ)フフフ…
RAYBAN世代って今何歳
それではレイバンの歴史を時代背景とともに振り返りたいな、と思っています。だって、どんな時代かわからなければ語れんじゃん!ってことですよ。年表見ましたか?生まれてないじゃん。これでみると、レイバンストライクって世代は現在の80歳から60歳の人ですね。そろそろ現役でメガネ店員をしている方もいなくなってくるんだね。しみじみ。
日本経済で読み説くRAYBAN
それでは、始めていきたいと思いますが黒歴史については後で語るとして、レイバンがアメリカ軍に正式採用された時代から話していきますね。1929年が正式に採用された年だとすると1914年から続いた第一次世界大戦が終結して約10年後の世界ってところからです。タイムスリップもいいところですね。大戦が終了して10年後にはブロック経済にはいり貿易がマヒし、世界恐慌に陥ります。そうなるとどうなると思いますか。かんたんです。各国が武装し始めるんだよね。ドイツもこの4年後にはナチスになるし、日本にしても満州国と経済圏を一つにして戦争に備えることになったんです!アメリカも軍備増強でレイバンもそれに取り入れられた。って、ブロック経済はじめたのがそもそもアメリカなんだけどね。
で、その8年後の1937年にAVIATORが一般販売されまーす。翌年にSHOOTERとOUTDOORSMANも発表されて・・・からの・・・第二次世界大戦突入ですね。ここから終戦を超えて1951年(S27)までの13年間はアイコン出てなかったみたいです・・・僕が調べた限りは・・・。この時には現在70歳のひとが3歳ですね。今世界で一番売れているサングラスWAYFARERが発売されたのが1952年で57年にはCARAVANが発表されてますが・・・日本は戦後ですからね。50’S時代背景はひたすら暗い時代です。OLYMPIAM/BALORAMAが出た60’Sも暗澹とした暗さがまとわりついている時代です。学生運動とかデモとかイデオロギーとか・・・今が70歳の人は10代の後半までは日本経済的に不遇の時代を迎えていたようですね。時代背景の暗さがよくわかります。そこから70’sに突入すると様々な事柄から空気の変化が視えてくるから面白いですね。例えばセブンイレブンの一号店が誕生したり、ドリフターズに志村けんが加入したり、アポロ14号が月に着陸したり経済的な発展で戦後の傷跡が薄まっていきます。この時代的背景の中でレイバンブランドとしての地位を築きメガネ店でも格式の高い店しか置けないフレームになったらしいですよ。なのでこの時代を生きてストライクだった世代がレイバン神格化世代になります。というと当時多感な15歳から30歳くらいまでの人だとすると、今現在だと64歳から79歳の方たちレジェンドがレイバン高額期を知っている世代になりますね。
そのあとからレイバンの暗黒期、黒歴史が始まるわけなんですけど今世間に溢れているレイバンがその後どのような荒波があって今に至るのか。1974年前半にはレイバンブランドは暴落していったと聞きました。さてさて1971年から1973年までに何があったんでしょう。
RAYBANの黒歴史
戦後順調に9.5%という高い平均成長率を示していた日本経済ですが公害問題の表面化、石油ショック、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)からの輸出量の削減などで戦後初めてのマイナス成長に陥ったんです。これで1974年にはレイバンは安売り店に並ぶようになったようですね。それから1986年のバブル期に入るまでレイバンはその価値を下げ続けました。これには【円】の高騰があるので輸入カモーンだったわけですよ。щ(゚Д゚щ)カモーン今の50代の諸先輩方は近所の電気屋でワゴン販売していた記憶があるようですが、それは円高の影響を受けての事なんでしょうね。この時はCATS・CLUBMASTER・SIGNETが発売されています。その後レイバンは安さも相まってかなり普及したようですが、ボシュロム社はレイバンのブランド価値を再考し立て直しのためにレイバンの引き上げを決定します。この時日本市場からレイバンが一時消えます。その消えた時代にストライクな年代が今の40歳くらいですかね。今の40歳が10歳から20歳までは1980年から1990年ですよね。何年消えていたかはわからなかったのですが、この中に消えた時代があるのでレイバンの意識が薄いんですよね。1997年にPREDATORⅡを発表し1999年ボシュロム社はついにレイバンをルクスオティカに委ねます。その後価は安定し2016年に新作ROUNDMASTERが満を持して登場することになります。これが今もサングラス界でトップの知名度を誇るレイバンの軌跡です。
いかがでしたか、いろんな荒波を乗り越えてこないと格別な存在にはなれない、黒歴史があったからこその今だと思います。当店はレイバン眼鏡もサングラスも取り揃えていますので是非気になった方は掛けに来てください♪