メガネのなかむらでは、昭和の59年から補聴器の取り扱いを始めました。現在では国内外の主要メーカーを取り扱いしております。
ここでは、補聴器のいろいろなご質問に答えられるよう情報を更新していきます。
気になる情報がありましたら、中山店の中村(認定補聴器技能者)までお気軽にお問い合わせください。
投稿が見つかりません。補聴器と集音器の違いについて
最近、問い合わせが増えた補聴器や集音器!、どちらも音を大きくして聞こえを補う機器ですが何が違うのでしょうか?
最大の違いは「医療機器かどうか」です。
「補聴器」は薬事法において管理医療機器に分類され医療機器と認可されています。
そのため、厚生労働省が定めた効果や安全面の基準をクリアする必要があり、販売する場合も届出や管理者を必要とします。
それに対して「集音器」は性能の基準も無ければ、販売も自由です。
補聴器と集音器の価格の違いは?
「補聴器」は1台10万円弱のタイプから50万円超えるものまであります。
それに対して、「集音器」は1万円前後から購入できます。
補聴器と集音器の性能の違いは?
「補聴器」の方が、圧倒的に多機能です。また、使う人の聞こえに合わせて調整することができます。
それに対して、「集音器」は基本的にボリューム調整しかできません。
聞こえの衰えは人によって様々です。低い音から高い音までどの音がどれくらい聞こえているのか、また、どのくらい補う必要があるのかを確認して調整する必要があります。必要以上の大きな音は逆に耳を悪くしてしまう場合があるからです。
なかむらでは中山店にて、補聴器の視聴の貸し出しを行っております。もし気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
補聴器は様々な形状があります。
補聴器は大きく分けると耳あな型、耳掛け型、BOX型の3種類に大別できます。
耳あな型
耳の中に直接入れるタイプ。形状が小さく、耳に掛けないのでメガネやマスクなどが邪魔になりにくい
サイズが小さいので若干出力が小さくなる。またマイクとレシーバー(スピーカー)が近いのでハウリング(ピーピー音)のリスクがあります。
今ではマイクを分離したタイプもあります。
耳掛け型
耳の後ろに掛けるタイプ。出力によって様々な種類があり、軽度の方には目立ちにくいスリムチューブタイプもあります。
本体が耳の後ろにあるため、レシーバーと鼓膜が離れることで音の減衰があります。
RIC型
レシーバー分離型タイプ。今、一番人気のあるタイプで耳の中にレシーバーを入れるとこで音がダイレクトに伝わり、本体と離れるためハウリングも抑えやすいです。レーシーバーが分離していることで、耳が悪くなってもレシーバーの交換のみで高出力にすることができます。
BOX型
ポケットラジオのように使用します。ハウリングは抑えられますが、衣擦れの音などを拾いやすく最近はあまり選ぶ方が減りました。
骨導型
眼鏡の耳を掛けるところに振動子がついているタイプ。鼓膜を通さず、振動を利用して音を直接感覚に届けます。
このように補聴器は様々なタイプが有り、形状によって長所・短所があります。
ご使用目的や生活環境によって選択肢が決まってくる場合があります。
何かわからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
補聴器のタイプ別メリット・デメリット!
補聴器は形状によっていろいろなタイプに分けられます。
○オーダーメイドタイプ
メリットとして…耳型を採って作るので装用感がよく、しっかり納まるので落下しにくい。また、耳介(みみたぶ)の集音効果が期待でき、方向感覚も良くなります。
デメリットとして…装用時のこもり感が出ます。また、耳の形が変わるとシェル(ケース)再作が必要になります。
○レシーバー分離タイプ
メリットとして…オーダーメイドと耳かけの長所が融合!レシーバー(スピーカー)の選択で軽度から重度まで対応するので、本体はそのままに難聴の変化に合せてレシーバーの交換で対応できます。
デメリットとして…チューブが細いのでマスクの脱着時に注意が必要。また、メガネの邪魔になりやすい。
○耳かけタイプ
メリットとして…ほとんどの難聴に対応可能。チューブの変更で目立ちにくく、こもり感の少ないタイプや出力の大きなタイプなど難聴にあわせて選べます。
デメリットとして…耳の後ろに掛かるのでマスクの脱着時に注意が必要。メガネの邪魔になりやすい。
上記以外には、ポケット(箱)タイプや既製の耳穴タイプなどがあります。
少し前まではレシーバー分離タイプが一番人気でしたが、マスクの常用が普通になったので、昨年あたりからオーダーメイドタイプが見直されてきました。
おすすめのタイプは、難聴の度合いやこもり感、お耳の状態(耳垂れ)によって選ぶ必要があります。まず、お作りする前に視聴体験をおすすめします。
聞こえ具合いに気づいたら (聴力)
一般的に聴力の低下は年齢と共に誰にでも起こり得ます
早い人で35前後からだそうです
しかし 50歳代になると高い音が聞こえにくくなり 70歳代になると
高い音は特に音が大きくても聞こえにくくなってしまいます
年齢と共に聞こえが悪くなること=加齢性難聴
この加齢性難聴は60歳代前半で5~10人に1一人ですが
75歳以上になると約7割の人が加齢性難聴になって
①伝音難聴・・・音を伝える外耳・中耳の障害
②感音難聴・・・内耳・内耳以降の神経回路の音を感じる部分の障害
③混合性難聴・・・伝音難聴と感音難聴の両方の症状を合わせ持っている難聴
例しちじ(7時)→いちじ(1時)・ポスト→ポット
エンピツ→エントツ・サトウさん→カトウさん
聞こえ具合は個人・個人で異なります
難聴度や聞こえにくい音は人によって違います
視力に例えるなら 近視は小さい字程見えづらくなりますが
難聴は音の高・低によっては小さくても聞こえたり
大きくても聞こえにくい事もあります
健康診断やご家族から 聴力を指摘されてしまった際には
迷わずに耳鼻科の医師ご相談してください
湿気は補聴器の大敵です。
6月〜9月は、夏の暑い時期は体もキツイですが、補聴器にとっても厳しい季節です。
大切な補聴器を快適にお使いいただく為に、夜間は湿気から守るために乾燥ケースの中に収納しましょう。
ただ、中に入っている乾燥剤(シリカゲル)もご確認下さい。
新品のシリカゲルは青玉が入っています。効果がなくなると青玉がピンク色に変化しますので、色が変わったら交換の目安になります。
最近では、温風と紫外線で乾燥から消毒まで自動に行う。補聴器専用の乾燥機が販売しております。
もし、気になることがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
補聴器のメンテンナス方法
通常、ご使用後の補聴器はシリカゲルを入れた乾燥ケースに収納し、使用中湿ってしまった補聴器を乾燥処理します。
ただ、除菌はできませんし、定期的にシリカゲルを交換する必要があります。
そこで、より衛生的に使用していただくために、温風と紫外線で乾燥と除菌をする電気乾燥機があります。
下のボタンを押すと自動的に乾燥、除菌をして電源が切れます。
ちょっと大きいですが、3時間と6時間の2モードがあり、スイッチを入れれば、自動的に乾燥、除菌をして電源が切れます。
大切に長くご使用していただくためにも、日頃のメンテナンスが大切です。
面倒とは思わず、乾燥ケースには必ず収納して下さい。
コロナ禍だからこそ選ばれる補聴器
マスク生活が始まって1年以上が経ちました。
従来からご使用されている補聴器が耳あな型の場合はそれほど問題にならないのですが、
耳掛け型補聴器をご使用して場合、耳に補聴器とマスクさらにメガネと3つ掛けることになります。
そのため、マスクの脱着で補聴器が外れたり、落としてしまう人が増加しているそうです。
それに対して耳あな型補聴器の場合は、直接耳の穴の中に入れるのでマスクの邪魔にならず快適です。
ただ、耳を密閉するため、自声のこもり感を強く感じられる方が多く、不快に感じる方もおられます。
従来からもこもり感を軽減するため、ベント(通気口)を開けるのですが、その効果を最大限に活かすため、
「ダブルエア」があります。
穴を大きく、また穴の長さを短くすることでこもり感減らすことができます。
自声のこもり感で耳穴型を諦めた方でも、もう一度チャレンジしていかがでしょうか。
お気軽に補聴器認定技能者のなかむらにご相談下さい。