金属アレルギー

2013年3月7日2015年7月19日

今回は金属アレルギーについて書いてみます。
筆者も金属アレルギーを持っていて、銀以外ほぼ全ての金属に反応します。
中でも、金やプラチナ、鉄などまで反応するため、お医者さんに超レア体質だと言われました。

さておき、
金属アレルギーというと、ピアスや時計でかぶれたり、
ネックレスを付けると触れていた部分が赤くなる等の症状で知っている方も多いですが、
実はメガネもメガネの金属とお顔の接触部分がかぶれることがあります。

金属アレルギーは、身体が元々持っている免疫作用の働きで起こります。
ざっくり説明すると、汗などが原因で肌に触れている金属は溶け出し（イオン化し）ます。
それが皮膚から体内に吸収される時に、免疫の働きで異物だと記憶され、
次に同じ金属に触れたときに、抗体が活発に働くことで起こります。

※左からアレルギーを起こしやすい金属です。
ニッケル/コバルト/クロム/亜鉛/マンガン/胴/銀/プラチナ/金/チタン

このうち、メガネには一昔前にニッケル合金が良く使われていたので、
金属アレルギーを起こす人が多かったと聞きます。
今は、日本で作られるフレームのほとんどがチタン素材をベースに作られている為、
金属アレルギーに対する安全性は向上しています。

しかし、勘違いしてはいけない事として
チタンや金もアレルギーが起こりにくいだけで、無いわけではありません。
また、チタン製品も全てがチタンで出来ている純チタンフレームは少なく、
強度や耐性を向上させるために、いろいろな金属を混ぜて作るチタン合金が多く
製造されているので、混ぜられている素材によってはアレルギーの可能性が否定出来ません。

当店では、金属アレルギーの方でもメガネをお使い頂けるように
素材に直接触れない為のチューブをお付け致します。
どんなものかというと・・・　↓