世界で2番めのシェアを誇るデンマークの補聴器メーカー”oticon”の新製品発表会に行ってきました。
今回の新製品は昨年発売された”Opn”のバリエーションを強化
従来の小型RIC以外にテレコイル・2ボタン付きのRICとパワータイプの耳掛け(BTE)の2機種が増え、レベルの3種類と合わせて9種類バリエーションから選べるようになります。
オープンの一番の特徴は、通常の補聴器はうるさい場所にいくと指向性といって周辺の音を減衰して自分が向いている方向の音だけを残すことによって騒音下での会話を可能にしていますが、オープンは360度すべての方向からくる様々な音から言葉を分離して守りながらノイズだけを減衰してより自然な聞こえを再現します。
これは5.1chの音源システムで環境の体験するコーナー
様々な音から会話だけが抜き出され個別に声が聞こえてきます。車などの雑音は音として抑えられながら車が動いた場合でも方向がしっかり解るので聞き取りやすいと感じました
これはVRの疑似体験コーナー
今までの指向性補聴器とオープンの聞こえの違いを体験するものでレストランの中での会食を再現していて、指向性では隣の人より対面の人の声が強調され、隣を向かないと声が聞きづらく、鳴らされたベルの音が聞こえませんでした。それに対しオープンでは対面だけでなく両隣やベルの音など確実に聞き分けることが出来ました。
ただ体験版は日本語では無いので何を話しているかわからずちょっと残念でした。
昨年から発売しているオープンRICが展示されていました。
6月に新製品としてバリエーションが増えますが、なかむらでも早く取扱を開始したいと考えています。
中山店 中村