いろいろなサングラスレンズを試してきた中で、最も使用頻度が高いレンズが二つあります。
一つはお馴染みTALEX。
その中でも色の変化が少なく、全てのことにオールマイティーに使えるトゥルビューは最早、外出の必須アイテムと言って過言ではありません。
特に偏光効果が絶大なドライブと釣りには欠かせないパートナーとなっております。
可視光線透過率30% 偏光率99% タレックストゥルービュー
それと双璧を成すほど使用しているのが東海光学さんが出している特殊カラーのアクティビュードライブ入りのレンズ。
こちらは殆ど知名度が無く、知ってる人も少ないと思いますが個人的に超オススメしております。
偏光などの効果はありませんが、青色光線をカットし、中間波長帯の光を均一に抑えることで自然な視界を保ちます。
赤色の波長となる長波長の光は通すことで赤色を際立たせます。
この赤色を際立たせるのが他にない大きなポイント。
実は人間の眼の構造上、明るい場所では赤が鮮やかに遠くまで見え、青は黒ずんで見えます。
一方で暗い場所では青が鮮やかに遠くまで見えるのに対して、赤は黒ずんで見えてしまいます。
これをプルキニェ現象(もしくはプルキンエ現象)といいますが、暗くなると勝手に青の感度を上がり、赤の感度を下がってしまうのです。
青空なんかは澄み渡って見えるのに、花などの色鮮やかなものがなんとなくくすんで見えたりした経験がありませんか?
アクティビュードライブだと、赤色部分の可視光線をしっかり通すことで赤の鮮明さが失われるのを軽減しています。
さらに人間の眼が明るい所で一番敏感に感じる中間波長の555nmから600nm辺りの可視光線(黄色~緑色)をしっかり抑えることで、いわゆる「眩しさ」も軽減しています。
アクティビュードライブ 可視光線透過率:38%
特にオススメしたい点として、偏光効果が無いのでスマートフォンを始めとする液晶画面に干渉しないので、何でも気にせず見ることが出来る所です。
ちょっと特殊な実体験で言えば、オートバイのヘルメットの一部などは偏光レンズと干渉します。
オートバイに乗る時に被るヘルメットには、バイザーが曇らないように特殊なシリコンのピンロックシートを付けれるヘルメットが存在します。
このピンロックシートが曲者で、筆者が使っているSHOEIのピンロックシートだと偏光レンズと干渉して虹色になるなどの不快な見え方になってしまい、まとも使えませんでした。
さらに遠出する時にスマートフォンをナビ代わりに使ったりしますが、これも偏光レンズの特性でムラが出来るので、偏光効果がないほうが使い勝手が良いです。
筆者がオートバイで出かけるときは、日中用にアクティビュードライブ入りのメガネと、夜間やバイクを降りた時用のメガネを、メガネが2本収納できるメガネケースに入れて持ち歩いています。
当店にはタレックスもアクティビューカラーのテストレンズを用意しております。
レンズの見え方、感じ方は個人差が大きい分野ですので、晴れた日に店頭にて試して頂くことを強くオススメします。
皆様のご来店をお待ちしております。
鴨居店 ヒキン