メガネの調整で、もっとも頼りにするものは「手」です。
微妙な力加減が出来、素材に傷をつけない柔らかさを持ち、感触から素材の状態を確認することで安全な調整を可能にします。
調整の理想は、道具を使わず「手」のみで直すことだと思っていますが、現実問題、「手」だけでは全ての箇所を調整することが出来ません。
その時に必要になるのが、手の延長となる工具達です。
使う工具の一部 |
大工や、整備士なんかと同じで、メガネにも様々な状況で使う道具が違います。
写真に収まり切らない物がまだ有りますが、日常的に20種類程度は使う頻度が高いです。
最低、数種類だけの工具でもメガネの調整は出来ますが、臨機応変に細やかな調整をするには、
この程度の工具は必ず必要になります。
中でも、一番使う工具はコレです。
通称:(ヤットコ)先細 |
社長のお友達のメガネ屋さんに頂いたもので、とても使い勝手か良いです。
似たような形状の工具を使っても、コレを使うときほど細かな調整が出来ない為、
他の店舗にHELPで行く時や、出張調整の時などには欠かせません。
メガネのフィッティングなどは店員さんの技術に左右されますが、技術を100%発揮する為には、
こういった工具が有ってこそです。逆に、技術が未熟であれば、工具がいっぱいあっても
使いこなせません。
お客様に御満足頂けるフィッティングが出来るよう、道具を手入れし、技術を磨いて日々精進して行きたいと思います。
鴨居店 ヒキン