メガネ加工担当のよもやま話 番外編【セルフレーム磨き】

加工担当

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傷んだセルフレームの磨く方法やその手順、道具などを紹介しています。

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目次

白くなったセルフレームも、磨くとこうなる。

相当傷んでるセルフレーム
基本的に磨きのみは受け付けていませんが、持参フレームを生かしてレンズを換えたり、メガネを一式購入して頂いた方へのサービスで行うことがあります。こちらは谷口眼鏡さんのターニング。7年くらい使い込んだとのことで、全体が真っ白&整髪剤などで生地が一部変質しています。

本来黒縁メガネ

かなり傷んでいます。

変質して白くなっています

真っ白

肌が触れる所はザラザラになっている

肌が直接触れる内側は変質しています。

耳が掛かる所は細かいヒビがあるので、伸ばしたり出来無そうです。

まずは分解して、個別に手入れを始めます。

まずはバラバラにします

まずは傷みが少ないフロントから仕上げます。

フロントは鼻周り以外はそんなに傷みがなさそうなので、鼻周りを重点的に弄ります。

ここも肌に触れる部分の為、変質してしまっているので表面を削り落としておきます。

変質している所は削り落とす

ヤスリかける前に、表面を削って下準備。

次はテンプル側に移って、同様の処理をしていきます。

テンプル側はかなり傷みが激しいので、念入りに下準備をします。

薄皮一枚剝がす感じ

直接肌が触れてない外側は比較的簡単に削れます。

ヤスリを使う前にやっておくと楽

裏面は厚めに削らないと、変質した生地が取れないので結構ガリガリ削ります。

白い箇所は凡そ落としておく

下準備が終わった段階はこんな感じ。

ここからは紙ヤスリで仕上げていきます。

今回は生地の傷みが大きい為、普段あまり使わない400番を入れた3種類のヤスリを使います。

目が粗い400番 → 800番 → 1500番 の順に表面を磨いてならしていきます。

詰まるので基本水研ぎ

基本は水研ぎなので、霧吹きとヤスリ各種を用意します。

地が荒れている場合は大きい番目で均す

通常は800番からスタートですが、キズは深いので濡らした400番で荒刷り。

徐々に細かいヤスリで整えていく

ヤスリ掛けが終わった所 この状態だとつや消しマット状態。

ヤスリの傷が細かいほどバフ掛けが綺麗に仕上がります

一番傷んでいた裏側も綺麗になりました。

1500番までヤスリをかけて、表面処理を終わらせた後は、細かいキズ取りや光沢出しの為にバフ掛けをしていきます。

下地を丁寧に仕上げておくと簡単に光る
メタルと書いてあるのはご愛嬌。

1500番までヤスリをかけて、表面処理を終わらせた後は、細かいキズ取りや光沢出しの為にバフ掛けをしていきます。

念入りに磨いて上げると、こうなります。

黒縁メガネ復活

光沢が出てツルツルです。

鼻側も確認

変質していた鼻周りもキレイになりました。

表

裏

組み上げた所

ビフォーアフターの見比べ

磨く前

磨いた後

新品にはなりませんが、7割戻った感じです。

耳が掛かる部分は細かいヒビがあるので、そこだけ注意が必要です。

作業は大体15~45分くらいで全てが終わります。

今回はかなり傷んでいたので45分ほどかかりましたが、かなり綺麗に仕上がりました。

生地を削る為、何度も磨くことは無理ですが、1~2回は磨いでも問題なく使用できます。

ここまで傷んでいるとリカバーは大変ですが、2~3年程度ならちょこっと磨くだけでピカピカに出来ます。

古く使い込まれたセルフレームは芯まで枯れている場合が多く、

曲げる際に折れたり裂けたりすることが多々あります。

傷つく、割れる、折れるなどのリスクはありますが、そこをご了承頂ければ

持ち込み枠でレンズ交換を考えている方も一度ご相談下さい。

家でも出来る! セル磨きの道具と手順、その方法。

簡単に手に入る身近な道具でも、セルフレームは磨くことが出来ます。

フレームがあまり傷んでなく、かつ手先が器用な方で多少の根気があれば誰でも磨くことが可能です。

まず用意する道具はこちら。

コンパウンド、ヤスリ、カッター

耐水ペーパー、カッター、耐水ペーパー、プラスチック用コンパウンド

これらの道具を使って、このセルフレームを磨いていきます。

セルフレーム プロポデザイン

プロポデザインのフレーム 販売してから3年目

変質している箇所は白くなる

かなりハードな環境で使用したようで、3年にしては劣化が激しい部類です。

まずばバラバラにしておく」

フロントはより、テンプルのダメージが大きめ。肌に触れる部分は劣化が早いです。

それでは、順にやっていきましょう。

まずはカッターの背を使って、変質した表面を削って行きます。

カッターの背を使う

刃じゃないほうで削ります。

削るのは引くより押す方向で

かなり力を入れても、あんまり削れないので安心です。

間違っても刃側は使わないで下さい。修正出来ないほど深いキズや生地自体を切り落とすなど、取り返しが付かなくなります。

艶消し加工のような仕上がり

結構キレイに削り落とせます。

人によってはコレだけで十分という方もいるのではないでしょうか。

傷みが少ないと楽

両テンプルとも、表面の変質した白い部分を削り落としました。

カッターの背で変質した部分が粗方削れたら、耐水ペーパーで地均しをします。

ヤスリ掛けが一番大変

丸いのは♯1500

今回は♯1000で均した後、♯1500で下処理して行きます。

基本的に、個人で行える範囲なら番手は♯1000~♯2000以内で十分です。

満遍なくヤスリをかけるのがコツ

磨き残しがないように、丁寧に均して下さい。

生地がひび割れて亀裂があるなど、相当傷んでいる場合は♯400~♯800で均しますが、

正直そこまで傷んでいる場合は、リスクも大きいので買い替えをオススメします。

下処理まで終わったら、仕上げにプラスチック用コンパウンドでキズ取り兼ツヤ出しをしていきます。

本来は拭く時も布などを使うと良いのですが、手軽に用意できるキッチンペーパーで代用しています。

ホームセンターで手に入るコンパウンド

下処理の丁寧さがそのまま仕上げの出来に響きます。

表面が綺麗なマット状態まで下処理が出来ていれば、バフ研磨の機械を使うような綺麗で滑らかなツヤ出しも可能です。

ただ、このツヤ出しが手動でする中でもっとも時間が掛かり、とても大変です。

キッチンペーパーは正直邪道、出来たら布が良い

平らなテンプルは、比較的楽に磨けます。

しばらく吹いてるとピカピカになる

15回ほど磨くと、こんな感じ。

凹凸があると難しい

フロントは傷みがあまりなかったので、助かりました。凹凸がある面を手のみで磨くのは骨が折れます。

同じ作業を各パーツに施したものがこちら。

思ったより綺麗になりました。

直線的な箇所は磨きやすい。

肌が触れない所はあまり傷んでいないので、少し磨くだけで光る。

全部手動でやると大体一時間半くらい掛かりますが、十分な輝きを取り戻します。

愛着があるフレームだからこそ自分でやりたい方や、他店品なので磨きに出せないなどお困りの方は、自己責任になりますが試してみるのは如何でしょうか。

磨く前と磨いた後のビフォーアフターはこちら。

処置前

B e f o r e

処置後

A f t e r

処置前 テンプル側

B e f o r e

処置後 テンプル側

A f t e r

ちなみに、今回の記事で書いた程度のダメージ(表面のみで、中までヒビは無い状態)なら、

専門の修理業者に出すことでよりピカピカなプロ仕様の磨きが出来る場合も多いです。

その場合は2~3週間ほど掛かりますが、大体4~5千円くらいでやってくれます。

メーカー修理の相談などは、各店舗にてご相談下さい。

状態があまりに酷い場合や、素材自体が研磨不可能など、

専門の修理業者でも、「お受け出来ない」と断られる場合がありますのでご了承下さい

補足① レンズの外し方

レイバン 所心が白くなっている

まず、全体を磨きたいけどレンズの外し方が分からないという人も居ると思います。

レンズを外すのは難しく無いですが、やり方やレンズの素材、フレームの状態によってはレンズやフレームを破損するリスクがあります。

特に、レンズがガラスだった場合はフレームを暖めて外さないと危ないのでオススメしません。

全て自己責任になりますので、始める前に十分リスクを考えた上で決断して下さい。

セルフレームからレンズを外す時は、基本的にレンズが厚い側から外します。

念のため、柔らかい布などでレンズを保護しつつ外して下さい。

レンズは厚い側から外すとレンズが傷みにくい

近視の凹レンズだと、中心が薄く、端が厚くなっているので耳側の上部裏から力を入れて外します。

レンズを半分外したところ

耳側上部だけ外れた状態

レンズを外す

更に下側にも力を入れて、レンズが耳側から外れた状態

レンズを元に戻す場合は、逆の手順で戻していきます。

入れるときも同じ手順

まずは鼻側の溝にレンズを入れてから、

①側を先に押し込んで、次に②側を押し込むとパコンと嵌ります。

※どうしても嵌らない場合は、後半に書いてある方法でフレームを暖めてから入れてみて下さい。

遠視の凸レンズの場合は、逆に鼻側の上部裏から力を入れ外し、嵌める時は耳側の溝にレンズを入れてから嵌めていきます。

注意点

近視の凹レンズの場合、取り外しが楽だからと薄い中心部分から押し出すとレンズを傷めます。

具体的には薄い所にクラックが入る場合がある為、厚い所に力が入るように押し出して下さい。

レンズに変な力が加わるとコーティングが傷む

※ こちらは熱によるクラック(ひび)の画像ですが、強い負荷が掛かった場所にも起こる場合があります。

ある程度の力で押しても外れない場合は、セル生地が縮むなどの理由でギッチギチに嵌っている可能性があります。

その場合は無理に外そうとせず、諦めたほうが無難です。

それでも挑戦したいという方や、ガラスレンズでも外したいという極めてチャレンジャーな方向けに一応外す方法を書いておきます。

この方法は外したレンズがどうしても嵌らない場合にも有効なので、参考にしてみて下さい。

まずは大きな器とお湯を用意します。

ある程度の容量が無いと温度が保てないので、お風呂の湯桶くらいあったほうが良いでしょう。

フレームをお湯に入れ、30~40秒ほど暖めてから外せるか試します。

お湯はプラスチックレンズなら40~50°(レンズが傷むと言われるのが60なので、それ以上にならないようにする)

ガラスレンズなら50~60°(ガラスレンズは傷まないが、フレームが傷むので高温はNG)

ずぼらな自分がやるなら、沸かしたお風呂の中にそのまま突っ込みます。

やっぱり外れない場合は再度30~40秒暖めてやってみて、それでも無理ならご自身で外すのを諦めたほうが良いです。

注意点

ドライヤーで暖めようとはしないください。

稀にご自身で調整などの為に暖めてしまう方がいますが、フレームを溶かした、レンズがおかしくなったなどの相談を受けます。

補足② セルフレームの磨き方

引き続き、補足①のレイバンを使って、削り方や便利な道具を紹介していきます。

肌に触れる箇所は劣化しやすいので、劣化した所を削って行きます。

劣化して白くなった所を削る

外せる場合は全部ばらしておく

今回、追加で用意した道具はこちら

紙ヤスリよりスポンジヤスリのほうが使いやすかった

スポンジ研磨材は紙ヤスリよりも湾曲部分も削りやすく、磨き残しも出にくいのでオススメです。

削るのはカッターの背が手軽ですが、ガッチリしていて角が立っていれば、正直何でも削れます。

使い易いものがあればそれを使って頂いてかまいません。

筆者は専用道具より、ハンドリーマーの先端などを代用して使うことが多いです。

今回は試しにテーパーゲージを使って削ってみました。

カッターの代わりにテーパーゲージを使ったが失敗だった

カッターの背を使って削る方向ですが、削る向きに矢印を入れた写真を用意しました。

手前に引いても良いですが、慣れていないと引っかかって傷になったりするので、矢印方向に流したほうが安全です。

かなり力を入れてもあんまり削れないので、まず失敗はしないと思います。

手前に引くより押して削ぐ感じ

そうやって表面の白い所を削り落とすと、こんな感じに仕上がります。

白いところを削り落とすだけでかなり綺麗になる

削っている時に荒れた地をヤスリで均す

ここから、スポンジヤスリの800~1500で仕上げていきます。(320~600は購入したけど使いませんでした)

セルフレームの状態によってどの番手を使うか考える

まずは800~1000番で満遍なく地均し

細かい番目を使うほど、仕上がりは綺麗になっていく

次に1200~1500番で表面を仕上げます。

あとは前回のプラスチック用コンパウンドでゴシゴシ磨いてから組み立て、レンズを嵌め込んだら完成です。セルフレームを磨いた後

レイバンのロゴ部分は磨いていない

綺麗な地を出して磨くと、新品のような光沢感

過去に販売したメガネを磨き直してみた。

メガネのレンズ交換を希望されたお客様のフレームをお預かりしました。

かなり気に入っていて、他にもメガネを購入しているがこちらも使いたいとのことでした。

H24年に自分が販売したポールスミスのフレームだったので、10年近く経っています。

肌が触れる所が深いところまで変質している

変質した所が硬くざらざらでぼこぼこしている

外側は傷みが少ないが、劣化はしている

鼻回りも白くなっている

かなりフレーム全体が傷んできていますが、幸いなことに、亀裂まで入ってしまうほど傷んだ箇所が少ないので磨いてみることにしました。

まずは変質したガリガリ素材を削っていきます。

かなり深い所まで変質しているので、ひたすら削って地を出す

耳の曲がっている所はひび割れているので気を付ける

肌に触れる部分が、かなり中まで傷んでいて削っても削っても中々取り切れません。

大まかに削り落としたら、今度は削りながら生地を均していきます。

普段使わない番手で粗く磨く

かなり削って生地が荒れているので、通常はまず使わない番手♯120~180からスタートします。

削ったところが段になっていたので、粗く磨いて均す

ひび割れている箇所ごと磨く

表面まで磨いてしまったが、これは失敗

表面は800番くらいで十分だった

目が粗い♯120は撫でるように当てても表面が傷だらけになりますが、まずは変質している箇所をしっかり落としてから、♯400 → ♯800 → ♯1000 と 目の細かいヤスリで磨く下地を作ります。

磨きの出来は、下地作りで8割決まりますので、丁寧に仕上げていきます。

順繰りに番手を変えて均していく

フロント周辺は比較的簡単

下地が出来たら、機械バフを掛けてより細かい傷取りと光沢を出していきます。

地を均したら、機械バフをかける

生地が薄くなっていて、完全には変質した箇所を取り切れなかった

光沢感あると見栄えがよくなる

磨き終わったら全部のパーツを組み上げ、レンズを削って終了です。

変色していた鼻パットも交換してあります。

シリコンの差し込みパッドも交換済

黒い生地は光沢感が戻るとかなり綺麗

10年近く経っているとは思えない仕上がり

最初に比べて、かなりピカピカになったのでは無いでしょうか?

手入れに便利なアイテム 「セルピカ」

プラスチックフレーム用研磨剤「セルピカ」

メガネの展示会に行った時に、眼鏡製造の工具や機具などの専門で販売している㈱晃梅さんのブースでセルフレーム用の研磨剤が売っていたので買ってみました。

梅忠商店オンラインストア | 眼鏡の機械と工具のことなら | 株式会社晃梅 (umechu.myshopify.com)

メガネ専用コンパウンド

セルロイドやアセテートなどのプラスチック製メガネのくすみ取り用研磨剤だそうです。

保護成分も配合されているそうで、布に付けてサンプルのセル板を磨いてみたらすぐにピカピカになってました。

メガネ特化

製造元の晃梅がやっている梅忠商店オンラインストアで¥1100となっていますので、興味があれば、個人でも購入が可能となっております。

※当店では販売しておりません。

セルピカ【オリジナル商品】/くすみ取り用研磨剤 – 梅忠商店オンラインストア (umechu.myshopify.com)

セルピカでトムフォードのT字金属も磨いてみた。

大人気のトムフォードのフレームですが、使い込んでいると気になる所が出てきます。

それはトムフォードを象徴するT字の金属部分。

ここが使い込んでいると段々錆びたり、酸化して黒ずんだりしてきます。

こういった金属パーツは通常、表面コーティングがされていたり、錆びにくい金属を使ったりしている場合が殆どですが、トムフォードのメガネにはそういった処理をしていないそうです。(最近のモデルでは、錆びにくいパーツを使っている商品もあります。)

これは経年による色や質感の変化を楽しんで貰おうという、トムフォード独自のこだわりにあります。

とは言っても、この経年変化を楽しめるという人はそう多く無いように思えます。実際、この錆びやくすみをなんとか出来ないかという相談も受けたりします。この金属部分ですが、無塗装なので磨くと普通に光ります。

※ 当店で販売した商品や、レンズ入れ替えの持ち込み枠などで希望があれば磨いたりすることがありますが、磨きのみは基本お断りしております。

丁度レンズ入れ替えの持ち込み枠があるので、お客様の許可の上でくすみを取って行きます。

トムフォードも磨ける

T字は無塗装の場合が多い

黒く変色している

普段は機械バフで磨いていますが、以前購入したセルフレーム用研磨剤「セルピカ」を使って手作業で左右のT字金具を磨いて行きます。

レンズ表面は磨けないので注意

今回使うセルピカは、貴金属なども対応している研磨剤なので金具をプラスチックの本体ごと磨いて行きます。トムフォードの金属がメッキではなく無塗装なので出来る方法ですね。

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※ 基本的にプラスチック用の研磨剤であれば同じように本体を傷めることなく磨くことが出来ると思います。市販のプラスチック磨きクロスやプラスチック研磨剤などを使うことも可能かと思いますが、成分が分からないのでご使用は自己責任でお願いします。

特に注意することは、間違ってもレンズを研磨剤で磨かないで下さい。レンズにはコーティングなどが付いているので、磨くと100%駄目にします。

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メガネ拭きの布に少量つけて、軽く磨くこと数十秒...

撫でるように磨くだけで光る

かなりピカピカになりました!

逆側も同じように磨いてみましたが、こちらもかなり輝いています。

磨く前と全然違う

こんな感じでTの字は磨くと綺麗になります。

トムフォードをご使用中で、同じようにT字の金具が気になっている方は試して見ては如何でしょうか?

愛着のあるフレームを、自分で手入れするというのもオススメです。

これが重要!日々のお手入れでいつまでも綺麗に。

セルフレームのお手入れ方法 = レンズのお手入れ方法なので、これから書くご案内も基本はどこのメガネ屋さんでも最初のご案内をしていると思います。

なので耳にした方も多いと思いますが、以外と記憶に残らないのか、メガネ歴が長いお客様もご説明すると「それダメだったんだ」と仰られる方も多く見受けられます。


※先にご案内する注意事項

セルフレームを中心とした素材のお手入れ方法ですので、天然素材や宝石付きなどのフレームは、専用のお手入れ方法があったりするので必ず確認してからお手入れをして下さい特にべっ甲、象牙、木材、革などの素材や、さんご、真珠、トルコ石などの宝石はとてもデリケートなので水洗いもオススメ出来ない場合があります。


お手入れの基本は水洗いです。

基本は水洗い推奨

水洗いをすることで水溶性の汚れが落ちますし、傷の原因になる硬い砂埃なども洗い流されます。

フレームやレンズをキズ付ける大きな要因はこの硬い埃類なので、しっかり水で洗い流して下さい。

汚れが酷い時は中性洗剤を薄めた液で洗います。

特に整髪材などは様々な成分が入っているのでしっかり落とさないと素材を傷める原因になります。

メガネのシャンプーなどをお持ちでしたら、そちらを使って頂くとより綺麗になります。

最後はしっかり水分を拭き取ります。

水で洗った後は、ティッシュでOK

せっかく綺麗にしても、濡れたままだと中芯の金属が錆びる可能性も出てきますので、しっかり水気を取ってください。

理想は柔らかい布などですが、なければ市販のティッシュで拭いても強く擦らなければ大丈夫です。

メガネは定期的にお手入れをすることでレンズもフレームも長持ちします。

気に入ったメガネをピカピカな状態で長く使えるように、しっかりしたお手入れをオススメします。

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この記事を書いた人

SS認定眼鏡士のヒキンです。
ナカムラに勤務して13年目。
主に加工全般を担当していますが、検査やフィッティングなど何でもやってます。

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